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よくあるご質問【リウマチ科の各種情報】

リウマチの早期診断とはなんですか?

リウマチの早期診断とはなんですか? 

厚生労働省、日本リウマチ学会の早期診断基準があります。どちらも関節に痛みと腫れが3箇所以上あり、血液検査で炎症反応がみられる場合、関節リウマチと診断します。
診断基準を考える時に、感度(病気を見落とさない)を重視して上げると、特異性が下がります(重大な病気ではない人を診断してしまう)。関節リウマチは、骨関節に障害がでる病気ですから、従来は、レントゲンで関節に変化が出て、確実な診断をしていました。
進行性の場合、発病して1年から1年半するとレントゲン上、骨関節に初期変化が現れてきますので、これを確認して治療を開始していました。しかし最近では、血液検査で抗CCP抗体、MRI検査で、早期診断をしています。
骨関節に傷が出来てしまうとなかなか直りませんので、早期診断早期治療が、良いことは事実です。早期診断、治療開始後は、病気の程度をきちっと見極めて、軽快したら、薬物量を加減し、本人も治療内容を良く知り、自己管理することが、有害事象をなくすために重要になってきます。