病院長挨拶

疾患予防から在宅療養まで。いつも皆様の健康のそばに。
当院は昭和8年に医療利用組合「更生病院」として静岡市鷹匠で開設されて以来、実に90年以上もの長きに渡り、地域の皆様とともに歩ませていただき現在に至ります。
 私が赴任した平成7年ごろ、当院は近隣の病院の中で最も老朽化した病院でしたが、多くの患者さんが受診されてみえました。「この古い病院に何故?」と不思議に思いながら勤務していましたが、しばらくして看護師や放射線・臨床検査技師、事務員をはじめとする患者さんに接するスタッフの患者さんに対する「圧倒的な優しさ」に気が付き、「これが選ばれる理由か」と納得いたしました。このスタンスは伝統的に維持され、今も変わらず当院の強みの一つとなっています。

 その一方で、移り変わる時代や地域のニーズに合わせて病院の機能を柔軟に変化させてきたことも当院の特徴です。静岡市の公的病院として二次救急を担う病院であると同時に、昭和40年代には132床の結核病床を持つ静岡市の結核診療のメッカでしたが、昭和60年からはリウマチに強い急性期病院という特徴を打ち出してきました。現在はリハビリテーションにも力を入れ、静岡市中⼼部では唯一の急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟を併せ持つケアミックス病院となっています。さらに、健診・ドック・健診後のサポートを行う健康管理センター、慢性期・在宅療養までをカバーする訪問看護ステーションと居宅介護事業所を設けることで、健康に関するあらゆる段階のお悩みや不安に一貫して寄り添える体制を整えております。
 当院の理念「愛される病院を目指します」は、地域の皆様からも、働く職員からも愛される病院を目指すというものです。提供する医療に自信を持てなければ自らの病院を愛することはできません。職員が自信をもって、地域の皆様に提供する医療により、地域の皆様から「愛される病院」を目指しております。
 医療の現場において、「これで満足」というゴールはありません。これからも、ずっと変わらない「優しさ」とより良い医療を提供するために変わり続ける「柔軟さ」を大切にしながら、愛される病院を目指し努力を続けてまいります。

 


 

<br /><span style="font-size:0.8em;"><span style="color:#000000;">JA静岡厚生連 静岡厚生病院<br />病院長 水野 伸一</span></span>


JA静岡厚生連 静岡厚生病院
病院長 水野 伸一

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