循環器内科

循環器内科

対象疾患と診療

内科の循環器疾患部門(循環器内科)では、高血圧症、低血圧症、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患(心臓の栄養血管である冠状動脈の痙攣・狭窄・閉塞により生じる病気)、心電図異常・不整脈、心臓弁膜症、心筋症、種々の原因による心不全、胸・腹大動脈瘤および大動脈解離(のうち内科的管理が適するもの)、下肢閉塞性動脈硬化症(のうち内科的管理が適するもの)、下肢深部静脈血栓症、がん関連血栓症、血管迷走神経反射性失神(神経調整性失神)、肺高血圧症などを扱います。
 
さらに生活習慣病(悪い生活習慣に起因する糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症・痛風、肥満などの病気)は全身の血管を傷害し、虚血性心疾患や脳血管疾患との関連が深いことから循環器内科部門の主要な治療対象とし、糖尿病教室と脂質教室は隔月に開催しています。
また喫煙は肺組織への直接的な障害のみでなく、血管を傷害することで虚血性心疾患や脳血管疾患との関連が強く日本循環器学会の方針もあり、当院では禁煙外来は循環器内科部門で扱っています 。特に当院内科全体として全人的医療を実践すべく総合内科的な観点での診療を心がけています。


 
循環器内科

特徴と方針

外来・入院下での問診、視診、倹脈、血圧測定、聴診、触診、体重測定などのほかに以下の検査があり、医師のみならず臨床検査技師や臨床工学士、看護師と協力して検査にあたっています。
検査としては12誘導心電図、24時間心電図計(ホルター心電図)、7日間連続心電図計、24時間自由行動下血圧計(ABPM)、動脈硬化検査(ABI/CAVI/四肢同時血圧測定)、トレッドミル負荷心電図、経胸壁心エコー、経食道心エコー、下肢深部静脈エコー、下肢動脈エコー、右心カテーテル検査、冠状動脈造影検査(CAG)、大動脈および左心室造影検査、植込み型心電図記録計(ICM)移植、ヘッドアップティルト試験、6分間歩行検査などがあります。
当院では糖尿病患者さんの多くは循環器内科医が担当しているため血糖自己測定(SMBG)や間歇スキャン式持続グルコースモニタリング(isCGM)は循環器内科で行います。
治療としては内服薬、舌下薬、貼付薬、静脈注射薬などに加えてペースメーカ移植、経皮的冠状動脈形成術などがありますが、上記のように当院では糖尿病患者さんの多くは循環器内科医が担当しているため1型糖尿病患者さんのインスリンポンプ管理は循環器内科で行っています。


 

在籍医師の紹介

 常勤医師 
氏名 渡辺 耐
役職 診療部長
卒年 平成8年
専門分野 尿病・虚血性心疾患・心不全
氏名 豊嶋 敏弘
卒年 平成8年
資格 日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野 虚血性心疾患・不整脈・糖尿病
非常勤医師  
氏名 小長井 英生
卒年 昭和55年
JAバナー 医療相談室 外来医師担当表 お問い合わせ