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薬剤科

業務内容

当薬剤科はスタッフ17名(うち看護師1名、助手3名)で、外来・入院患者様への調剤業務、製剤業務、薬の説明、薬剤管理指導業務(入院服薬指導)、TDM(薬物モニタリング)、化学療法確認・調整、無菌製剤(TPN調剤)、治験業務等の業務を行っています。
常に患者様にとって有効かつ安全な医薬品を供給できるように、院内医薬品の安全性の評価、医薬品情報の収集など日夜努力を重ねています。
また、静岡県立大学をはじめ薬学生の実務実習も受け入れ後輩の育成にも力を注いでおります。静岡県立大学薬学部とは共同研究を行っており、学会発表も行っています。
院内勉強会は化学療法関連と臨床薬学関連をそれぞれ週1回ずつ、その他の勉強会も随時開催し、薬剤師の資質向上にも取り組んでいます。
患者様に医薬品に対する正しい知識を身につけていただくため、月1回やっきょく倶楽部を発行していますので、是非ご覧下さい。
お薬に関するご質問等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

組織案内

薬局長:今澤 太学(いまざわたかみち) 平成8年卒

スタッフ:薬剤師(常勤)10名、(非常勤)3名、看護師(常勤)1名、助手3名
薬剤師の出身大学:昭和薬科大学、福山大学、昭和大学、国際医療福祉大学、慶応義塾大学、星薬科大学、東京薬科大学、徳島文理大学、北里大学、東北大学、静岡薬科大学(現:静岡県立大学)、神戸薬科大学


調剤、薬品管理、製剤、医薬品情報、病棟業務、注射薬セット・ミキシング、治験、学生指導など13名の薬剤師で忙しく取り組んでいます。そのような中でも、患者の皆様から、「ありがとう」といった暖かいお言葉をいただき、元気100倍で頑張ることができます。
薬剤師は新人もベテランもおりますが、お互いに助け合いながら静岡厚生病院で治療を受ける患者の皆様のために仕事に取り組んでいます。

調剤

外来・入院患者の皆様のお薬を調剤します。調剤薬は内服薬や外用薬の他、抗がん剤、インスリン、インターフェロン、生物学的製剤、麻薬など多岐にわたっており、その服薬や使用方法の指導も行っています。
また、服用量、服用方法や薬の組み合わせによる相互作用(のみ合わせ)の確認を通じて、医師と友に有効で安全な薬物治療を担っています。
 ご希望の方には院外処方箋の発行も行っております。

薬品管理

医薬品の購入、入出庫、品質管理を行い、安定した医薬品の供給を通じて、病院内の薬物療法を支えています。
医薬品の購入は毎月1億2千万円を超え、病院の大きな支出になっていますので、効率的な医薬品管理が求められています。医薬品は専用のコンピューター管理システムを使用し、バーコードを利用して入出庫管理を行います。医薬品の発注はオンラインで行っています。

製剤

発売されていない医薬品は、薬学的な知識・技術を基に病院内で製剤して治療現場に提供しています。
また、消毒剤を適正濃度で使用するために、希釈・滅菌してから外来・病棟に提供し、院内感染防止にも貢献しています。

病棟業務

入院患者の皆様に良質な薬物治療を提供するために、病棟にも薬剤師を配置しています。
治療に用いられる医薬品の説明・指導だけでなく、副作用の確認、治療効果のモニタリング、薬物治療の提案も薬剤師の仕事ととらえ、1日も早い健康回復のために努めています。
入院患者の皆様が持参される薬の鑑別を行い、医療安全にも貢献しています。薬剤管理指導業務は専用の管理システムを用いて業務を行っています。

医薬品情報業務

医薬品を有効かつ安全に使用するために、医薬品情報の収集および提供は非常に重要な業務です。
タイムリーな医薬品情報を提供するため、毎月1回職員向けの情報誌「薬剤情報」と患者様向け情報誌「薬局くらぶ」を発行しています。新しい医薬品を採用するための審査資料も作成しています。

注射薬ミキシング、注射薬セット

入院患者の皆様に提供する注射の治療は、薬剤師の確認の元に個人ごとセットします。また、がんの薬物治療では、あらかじめ病院内で治療レシピを審査し、病院内で承認された治療法に基づき、薬剤師が個々に確認を行い、使用する薬剤の調製を行っています。
調製には無菌室というクリーンな部屋の中で、クリーンベンチ2台と安全キャビネット1台を設置して、無菌・無塵の環境下で行っています。中心静脈栄養や生物学的製剤もこの施設で薬剤師が行っています。

治験業務

医薬品開発のための臨床試験を治験といいます。新しい医薬品を世に出していくことは、治療の進歩・発展のために我々医療従事者の使命でもあります。
治験業務では、事務局として製薬会社との話し合いや、治験を円滑かつ安全に行うために治験コーディネータ業務も行っています。関節リウマチや癌治療などの治験や臨床試験に薬剤師も関わっています。

学生実習

新しい薬剤師の育成も医療従事者の使命と捉え、5年次実務実習や1年次早期体験学習にも積極的に取り組んでいます。
認定実務実習指導薬剤師も複数名で対応し、実務実習モデルコアカリキュラムに基づいた実習を行っています。